2023/04/08 Blog
歯の定期検診について
こんにちは。歯科医師の高木です。
4月に入り新年度となりました。新しい生活が始まり、ウキウキしている方も多いかと思います。
そこで思い出していただきたいのが、歯の定期健診です🦷そろそろだなと思った方もいらっしゃるもしれません。
年度も変わり、良い一年を過ごすために歯のチェックをしてみませんか?
齲蝕(虫歯)について
今回は歯科治療のメインの一つとなる齲蝕についてお話ししたいと思います。
虫歯の進行はこのように進んでいきます。
C0〜C1においては経過観察となることが多いです。
C2以降においては要治療となります。
虫歯ができたら、治療すれば大丈夫!と思っている方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、一度治療した歯は再度虫歯ができやすくなります。
歯には一番外側に人体の中で一番硬いと言われているエナメル質というものがあります。
そして虫歯の抵抗性も第一位です✨
虫歯の進行も遅く、虫歯になった部分の再石灰化も期待できる物質です(そのためC0〜C1は経過観察となる事が多いです)。
どんな詰め物、被せ物よりもエナメル質が一番なのです。
このエナメル質に歯は守られています。
しかしそれを削ってしまうと、虫歯になりやすく、進行も一気に早くなってしまいます。
また詰め物、被せ物にはかならず段差、隙間があります。
そこからまた虫歯になるリスクが高くなるのです。
こうして、一度治療した歯は再治療を繰り返し寿命が短くなっていくのです。
定期検診の重要性
虫歯の怖さお分かりいただけたでしょうか?
いつまでも健康な歯を保つために虫歯を作らない事が一番重要なのです。
そのためには定期検診です。
定期的に歯のチェックをし、磨き残しを自覚し、磨き方を学ぶ事で虫歯の原因となるプラークを除去する事ができます。
(プラークとは食べカスなどに細菌が繁殖したかたまりの事です)
また、すでに虫歯があり治療したことがある人も諦めないでください!
定期的なメインテナンスで被せ物や詰め物の不具合をチェックし、詰め物被せ物周囲の磨き方を学びましょう。
そうしていくことで、虫歯のリスク、再治療のリスクを減らせます。健康な歯を長く保つ事ができるのです🦷✨
痛みや症状が出てからではなく、定期的なメインテナンスが歯の健康寿命を長く保つ一番の秘訣という事、お分かりいただけたでしょうか?
皆様の健康を保つ一助となれるよう、当院もお力添えできればと思います😌
さあ、皆様定期検診に行きましょう!