一般歯科
むし歯治療・小児歯科・歯を失った方への治療
むし歯
むし歯は未然に防げる疾患です。
むし歯の原因はプラーク(歯垢)であり、毎日のブラッシングと定期的な歯科医院でのメンテナンスに取り組むことで予防は可能です。
フェーズに合わせたむし歯治療
一言でむし歯と言っても、進行度によって治療方法は異なります。
例えば小さなむし歯であれば、削らずにフッ素を塗布するだけの処置もあります。
削った歯や取り除いた神経は2度と元に戻りません。大切なことは天然の歯を守るためにベストな処置をするということです。
麻酔の痛みをなるべく軽減
むし歯治療において、麻酔が苦手な方も多くいらっしゃいます。
当院で使用する麻酔針はなるべく細いタイプを使用します。また針を刺す前、表面麻酔(針を刺す部位に塗る麻酔)を行い、チクっとした痛みの軽減にも努めています。
※歯科治療が苦手な方は問診票にその旨をご記入ください。患者さんに合わせた治療を行います。
むし歯を再発させないために
根管治療(神経まで到達したむし歯治療)
むし歯が神経に達した場合、根管治療という処置が必要となります。根管治療とは、むし歯が到達した神経を取り除き、根管の洗浄・充填剤で埋める処置です。その中でも神経を取る治療(抜髄)と神経除去済の部位の再感染治療(感染根管治療)と二種類あります。
しかし歯の神経は複雑な形をしており、人によって位置や長さが異なります。しかも肉眼での確認が困難で、万が一むし歯を取り残してしまうと歯を失うこともあります。
当院ではマイクロスコープと呼ばれる、歯科用顕微鏡を導入しています。マイクロスコープは最大30倍まで拡大可能で、患者さんの神経の形状や位置を確認しながら精密治療が可能です。
神経を乗り除くと歯の寿命は短くなってしまいます。根管治療は最後の手段であり、その前に予防できるよう努めています。
小児歯科
子供のむし歯治療はもちろん、当院では予防に力を入れています。
小さい頃から予防習慣の定着を図り、一人でも多くのお子さんの歯を守りたいと思います。
当院で取り組んでいる小児の予防歯科
大人と同様、定期的な検診とクリーニングにお越しいただきます。その際、シーラント(むし歯になりやすい奥歯の歯の溝にプラスティックを埋め、むし歯を予防)や、フッ素の塗布(歯を強くし、むし歯を予防)もお子さんに合わせて行います。
また、お子さんの歯並びに合わせたブラッシングの指導も定期的に行います。
当院では担当衛生士制度を設けており、毎回担当する歯科衛生士が変わることはありません。お子さんの成長過程や癖を把握しながら、担当の衛生士が予防に努めることができます。
将来の歯を守るための小児矯正
歯並びが悪い場合、正しい歯磨きが行えない場合があります。そうなるとプラークが歯に付着したままになり、むし歯や歯肉炎の原因にもなります。
また将来、永久歯に生え揃った場合の歯並びや噛み合わせを考え、お子さんによって小児矯正を提案することがあります。
小児矯正ではワイヤーを使用せず、マウスピースでの歯並び矯正(インビザライン)を行います。
欠損修復(歯を失った方への治療)
むし歯や歯周病で歯を失ってしまった場合、主に3つの選択肢があります。それは「入れ歯」「ブリッジ」「インプラント」です。
歯を失ったまま放置をしてしまうと、残っている他の健康な歯を失うことにもなります。
残った歯を守るためにも、歯を失った場合は下記いずれかの方法で治療を行いましょう。
入れ歯
保険の義歯はもちろん、ノンクラスプデンチャー・金属床義歯・インプラントオーバーデンチャーにも対応しています。失った歯の周りに歯がある場合は部分入れ歯、全ての歯がない場合は総入れ歯にて対応いたします。
入れ歯 | 価格(税別) |
---|---|
部分床 (ノンクラスプ) |
¥150,000 |
部分床 (ノンクラスプ+金属床) |
¥250,000 |
金属床 | ¥400,000 |
ノンクラスプデンチャー
金属を一切使用しないということではありませんが、、見える部分に金属は使用しないので、見た目で入れ歯だと分からないという利点があります。
しかし裏側の見えない部分に一部金属を使用します。これによって耐久性を上げ、入れ歯の変形や破折を防ぎます。
金属床義歯
保険の入れ歯の場合、素材はレジン(プラスティック)です。破折を防ぐため、どうしても厚みが必要となり、装着の違和感や味覚の変化にもつながってしまいます。
金属床義歯の場合、薄く作っても強度を維持でき、違和感を大きく軽減できます。また金属は熱の伝導性が高く、食事の温かい・冷たいが感じられます。
インプラントオーバーデンチャー
通常の入れ歯は粘膜で支えるため、「しっかり噛めない」「外れやすい」「痛い」といったデメリットがありました。
インプラントオーバーデンチャーでは、入れ歯をインプラントで支えるため、これまでの入れ歯以上にしっかり噛めるという利点があります。
また粘膜への負担も軽減でき、顎骨吸収を抑えられるので、長期間の安定が見込めます。
入れ歯の取り外しもこれまで同様に行え、メンテナンスも容易です。
ブリッジ
失った歯の両隣に歯があることが前提の治療法です。
欠損歯の両隣にある歯を土台に、人工の歯を入れる治療法です。入れ歯のように取り外しは行えませんが、よりしっかり噛めるという利点があります。
また人工歯の素材も保険・自費の中から選ぶことが可能です。(保険の場合、奥歯は銀色になります)
一方、最大の欠点としては両隣の健康な歯を削る必要があるということです。
歯は削るたびに寿命が短くなってしまいます。長く歯を残すためにも、できれば健康な歯は削りたくないというのが本音です。
ただし失った歯の両隣が既にインプラントである場合、ブリッジを活用することで治療費を抑えられるという利点があります。
インプラント
1本だけ歯を失った場合から、全ての歯を失った場合にまで幅広く対応が可能です。
インプラント治療の利点は多くありますが、主に「天然歯のようにしっかり噛める」「見た目が綺麗」「健康な歯を削らない」といった点があります。
詳しくはインプラント治療のページをご覧ください。